個人的なメモを垂れ流す

「少年ハリウッド」というアイドルがいた話

原作は小説。2014年にアニメ一期、2015年にアニメ二期をやってて、調べたところ今はコミカライズなんかもやってるらしい。少し前にアニメ続編制作のクラウドファンディングでも話題になったっけ。
リアルの方でもぜんハリことZEN THE HOLLYWOODっていうアイドルプロジェクトが動いてる「少年ハリウッド」ですが、今回話すのは2011年に初演、2012年に再演された「舞台 少年ハリウッド」についてです。


まずは簡単な説明。舞台 少年ハリウッド(以下少ハリ)はお馴染みネルケプランニングが手掛けた、【1部 舞台×2部 ライブ】の二部構成でできている“アイドルステージシリーズ”の最初の作品。
【1部 舞台×2部 ライブ】でピンときた方も多いと思うんだけど、ミュージカル「刀剣乱舞」(以下刀ミュ)は確実にこの“アイドルステージシリーズ”からヒントを得て作られている。他にも、劇中にライブパートが挟まれ、ペンライトや自作うちわを持って応援していい舞台の幕末ロック、あんステ、ショバミュ、オバウェ(Bプロ)、ブタキン、レヴュースタァライトetc……。
ぜんぶ“アイドルステージシリーズ”第1弾の少ハリにたどり着く。と思ってる。
だから舞台×ライブ形式の作品がヒットするのを見ると少ハリのファンとして勝手に誇らしい気持ちを抱いてたりする。


早速脱線したが、“アイドルステージシリーズ”自体はそんなに人口のいるコンテンツではない。けど、最近HOTな俳優さんを挙げると「プレゼント◆5」に佐藤流司くん、「CHaCK-UP」に崎山つばさくんが出演しているので、タイトルだけは聞いたことある人多いかもしれない。
(本当は佐藤くんや崎山くんが出演してるんじゃなくて、佐藤くんのお友達のヤマトくんや崎山くんがTOを務めるドット君が出演してるんだけど、今回は紹介の意味も含めてアナザーワールドは割愛して説明させてもらってます。)

少ハリ自体にも界隈では比較的名前の知られているであろう俳優さんが出演していて、最近だと防衛部とかメサイアでまだまだ新たなファンを獲得し続けてる赤澤燈くんとか、一部からカルト的人気を誇る(わかる)玉城裕規くんとか、みんな大好きKIMERUさんとか。
これからおお振りの泉くん役を務めるJPこと安川純平くん、いまの土井先生役をやってる土井一海くん、サンリオピューロランドでネズミやってた加藤真央さん、歌もダンスも上手な内海大輔くん(2月の三浦宏規くん主演舞台に出演するよ!)。
当時所属していた事務所を突然離れて大丈夫かな?って不安になった人たちも何人かいるけど、少ハリ主要メンバー7人全員がそれなりに活躍してる。バイトで補ってる人もいると思うけど、みんなお芝居でご飯食べてる。何よりだ。


メンバー紹介はほどほどに、少ハリが大好きな理由。

めちゃくちゃ楽しかった!!!!!!!!!!

これに尽きる。


少ハリの好きなところ、挙げるとキリがない。
キャッチコピーの“夢とキラキラさえあれば、生きていける。”単純だけどいい言葉だ。私もそんな風に生きたい。
キャラクター同士のコミカルな掛け合い。とにかくかわいい。作中に登場するアイドル7人、他3人、全員大好き。
ストーリーが良いのかと聞かれると、たぶんそれほどでもなかった。簡潔に言うとおじさんがアイドルにスカウトされて年齢詐称しつつ若いメンバーとどうにかして絆を深めて舞台を成功させる話。
初演ではアイドルのくせに未成年飲酒するシーンが物議をかもしたし、どちらかというとダメな方のストーリーだったと思う。再演では諸々改善されて、起承転結のテンポが気持ちのいい作品になったと思ってる。思い出補正も大きいだろうなあ。
ライブパート。歌。綺麗な歌詞とキャッチーなメロディで作られている上質なアイドルソング。
振付もキャッチーで、刀ミュでいう漢道みたいな祭曲「ハリウッド祭JAPAN」があるんだけど、観客みんなで振りマネしておっさんみたいな掛け声だしてた。楽しかったなあ。
歌詞は小説の原作者(かつ少年ハリウッドプロジェクトのプロデューサー)が書いたんだけど、すごく良い。私は特に「ビューティフルトリップ2011」という曲が好きなんだけど、どうしようもなく背中を押してくれる。この曲で向こう50年は頑張れる。
リュウがペンライト見て指さしてくれて、コウくんが目線を合わせて歌ってくれて、ランがハイタッチしてくれて、トミーがキラキラな笑顔を向けてくれた。当時まだカラチェンのペンライトなんてなくて、みんなサイリウム折ってた。使い終わったサイリウムの数が半端なくてみんなで笑った。
大好きなアイドルが大好きな舞台で覚えた大好きな曲を大好きなライブで披露してくれる、大好きな作品だった。大好きすぎて日本語が破綻してしまうぐらいに。


私がはじめて少ハリを生で観たのは2012年3月の再演からだったから、その後何度かイベントで少ハリを見て、5月に外部イベントにゲスト出演したのを見て、それが最後。ほんとうにたった数か月の短い期間の話だった。
その後少ハリの後釜となる「プレゼント◆5」が発表されたんだけど、オレンジ(少ハリのファン)たちはそれで少ハリはもうやらないんだなあって察した。
たぶん上で挙げた小説版「少年ハリウッド」の原作者とネルケプランニング間で何かあった。Wiki見たらキャストの多忙を理由に~って書いてるけど、大人の事情ってやつだ。
怒ってる人が多かったし、いまだに許してないとか言うオレンジ多い。私は怒るとかじゃなくて無だなあ…。というか、少ハリは終わります!って言われてないからまだ少ハリ終わってないよって意識なんだと思う。自分でもよくわからないけど。
少ハリが動かなくなったことに怒ってるオレンジをみると悲しくなる。大変粋なことに、少年ハリウッドに出演していた俳優さんたちは今でも少ハリを愛してくれていて、共演したときにオレンジもぐポーズしてくれたりする。毎年律義に、4月14日の”オレンジデー”を祝ってくれてる俳優さんもいる。そのたびに嬉しくて仕方なくなるんだけど、たまに大げさに悲しむオレンジもいる。誰もそんな反応望んでいないのになあ。
ちなみに、「プレゼント◆5」も解散します騒動があったんだけど、リボン(プレゼント◆5のファン)たちもそのことに対していまだに怒ってたりする。コンテンツをアクティブではなくすることってすごく難しいんだなあ……。

また話がそれた!
そんなこんなで間もなくアイドルプロジェクトのZEN THE HOLLYWOODが始まって、「少年ハリウッド」のアニメが始まって、「舞台 少年ハリウッド」は消息を絶った。
アニメ版はすこし見たけどやっぱり曲がよかったなあ。EDが毎回違って、ぜんぶいい曲。わくわくした。舞台版と同じトミーって名前の子がいて、キャッチコピーも同じでビジュアルも似てたんだけど同じトミーではなかった。シュンくんが好み。アニメ版少年ハリウッドファンの皆さん、興味があったら舞台版もぜひみてください!いつでもDVD貸し出します。
ネルケ公式がYouTubeにあげてた舞台少年ハリウッドの表題曲「最高最強オレンジガール」PVが消えていることに気づいて、公式の公演ページなんてもうとっくに消えてるし、DVDも現状もう再版される予定はなさそうだし、現時点で公式から「舞台 少年ハリウッド」が存在していたことを証明する手段が完全になくなった。こりゃいかん!と思ってこのブログを書いた次第です。のろのろ書いてたらだいぶ時間経っちゃったけど。自己満足だけど、何年もためてた気持ちを吐き出せてスッキリ。

一人でも多くの人に、「舞台 少年ハリウッド」があったことを知っていてほしい。
ゴッド、ラン、シーマ、ダイチ、トミー、コウ、リュウ、シャチョウ、正人、テッシーがいたこと、覚えていてほしい。


ちなみにアイドルステージシリーズ、ファンの数は少ないけど重課金者率が高いので月額モバイルサイトがある。iTunesで楽曲配信もされているし、一部キャラから夢メールが届くサービスもしている。この規模のジャンルじゃあり得ないことだと思うんだけど、とにかく福利厚生が手厚い。
プレゼント◆5以降のアイドルステージシリーズの楽曲配信があるように、いつか少ハリの楽曲もiTunesで楽曲配信されてほしいなあ。いつか大人の事情が解消されて、アイドルステージシリーズにカウントできる日が来たらいいなあ。


最後に宣伝。アイドルステージシリーズ最新DVD「アンプラネット-ボクの名は-」好評発売中!アイドルステージシリーズはじめての方もこれ単体で楽しめる作品なので、ぜひ見てね。ミュージカル仕立てで最初から最後まで楽しい。DMMで配信版をお安く買うこともできます。

www.dmm.com

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